惑星のようす

Text : Naoko Masu

夏、お家の人と離れて、やまのこで一泊二日を過ごした夏のキャンプ。また一つ大きくなった子どもたち。「さて、次はどんなことにチャレンジする?」と秋の旅への話を持ちかけました。自分が今までに経験したことを思い浮かべながら「こんなことしたい!」と意見が出る中、子どもたちの中でも、一緒に話している大人の中でも、“登山・山登り”というワードにどこかワクワクとした気持ちが沸き、興味を示したのがスタートでした。

今までのやまのこで行ったことのない場所『金峯山』の名前を出すと、「どこ?」と誰も知りません。誰も知らない場所、行ったことのない場所へのワクワクした気持ちとどこか不安そうな子どもたちの表情が新鮮でした。金峯山を調べていくうちに、金峯山近くの地域に“カッパの伝説”があるということが分かり、その話にも興味津々。子どもたちは「やまのこで行ったことのない場所に、自分たちが一番に行く!金峯山に行ってみたい!」という気持ちになっていきました。

 

当日全員揃って金峯山に向けて出発!

天気と登る足元とクマが心配要素でしたが、そんな心配を吹き飛ばすくらいの勢いで「おじゃましまーす!!」と子どもたちが叫び出します。山・森で過ごす際に気をつけることは、普段の森での活動経験から身についているのがさすがカサスチーム!

 

カサス11のミッション発動。1つクリアするごとに1人の写真がクリアの印で貼られていきます。

 

本堂にてお賽銭を入れて登山祈願を行い、
「無事に登れますように。」
「がんばるぞー!えいえいおー!」
いざ、出発!!

 

金峯山のマップを確認しながらチェックポイントを目指します!

 

「けっこうのぼるのたいへんだー」と言いながら目指すは頂上

 

さっそく発見!ミッション1:黄色い葉っぱ
「これきいろだよね!」と見せ合い確認

 

チェックポイント到着!

雨が降ってきて急いでレインウェアを着たと思いきや晴れ間も出たり山の天気は変わりやすいことを体感しました。

 

雨水が木の葉から滴る
滴る水滴を指でつかまえる
手のひらにのせる
自然との出会いも楽しみながら

 

~ちょっとおやつ休憩~
おやつを食べると疲れた顔も緩んで「さっき虫みたいなの歩いてたよ!」と会話もはずむ様子。

 

頂上到着!

「ここ?いちばんうえ?!ついた?!」
「やったー!!」「やっとついたー」
子どもたちの顔にはようやく到着した安堵感と「おべんとうたべたーい!」とお家の人が作ってくれたお弁当を食べれることに嬉しさが、表情に溢れていました。

 

頂上、庄内一望スポットにて　~虹と同じ目線になった日~

 

「これたべたいっていったからママいれてくれたんだー。」お家の人が作ってくれたお弁当が子どもたちの冒険への活力になっていたこと間違いなし!

お弁当パワーのおかげで下山のスピード・勢いもよく、「がんばれー!あと少しだー!」と友だちに声をかける余裕さえもありました。

 

 

 

 

カサス11のミッションと共に挑んだ金峯山登山。金峯山のマップが雨でクシャクシャになっても握りしめて、大事にポケットにしまって歩き続けた子どもたち。
ミッションクリアするごとに友だちの顔・自分の顔が貼られていくことに笑顔を見せて喜び、雨風に負けず折れることなく、歩き続けたその先でみた自分たちの住む庄内の風景、同じ目線で見た虹は子どもたちにはどう見えていたかな。
何よりも、11人全員で冒険できたことが何よりの宝だと感じたカサス秋の冒険in金峯山でした。