やまのこ保育園

惑星のようす

"1−2歳児、丸太ジャンプの始まり"

2021.05.01
1−2歳児、丸太ジャンプの始まり

Text : Tsukimi Sugai

雪が溶け、丸太が見え始めた2月終わり頃、1,2歳児クラスのMちゃんが丸太ジャンプを始めました。「ジャンプしよ?」と大人を誘って、丸太の上を順々に渡っていくのです。
丸太は幅が広いもの、背が高いもの、様々あり1,2歳の人たちがひとりで自由に行うには難しく、大人が手を繋ぐ必要がありました。私も「大きすぎるなぁ」「小さい人には少し難しなぁ」「もう少し低く、丸太同士が近ければいいのになぁ」とそんなことを思っていました。しかし、子どもたちはお構いなしに挑戦していきます。
そんな子どもたちと丸太の関わりがどのように変化していったのか追いかけてみました。

 

【Mちゃん】
無言で手を差し出し、手を繋いだ大人を引っ張って丸太まで誘導する

「じゃんぷしよ?」と大人を誘う

外に出ると走って丸太へ向かう

朝や夕方など常に丸太ジャンプをする姿

大人に助けを求めず自分だけでやってみる

高すぎたり、幅が広すぎると自分で判断したところは丸太から降りてできるところから再びチャレンジ

 

【Eちゃん】
「こっち!こっち!」と大人の手を引っ張り丸太ジャンプに誘う

大人と片手を繋ぎ、体重をかけて引っ張ったり、わざとバランスを崩して楽しむ

大人と手を繋いでいる安心感から、足が広がるギリギリの幅でも渡ろうとする

高い丸太から低い丸太に渡るときなど不安があるところは大人と両手を繋ぎたがる

自分でできると判断したところは大人と手を繋がずチャレンジする

 

【Yちゃん】
片手を大人と繋いで丸太ジャンプをしたがる

自分で渡れると判断すると大人の手を離して、自分の力だけで渡る

高いところ、幅が広いところは両手を出して大人を求める

大人が両手を掴むと、高いところでも幅が広いところでも
限界まで大きく足を広げてチャレンジする

たまにバランスを崩すと「おっとっとっと〜」とバランスを崩したことも楽しむ

 

【Kちゃん】
MちゃんやYちゃん、お兄ちゃんのSちゃんが丸太ジャンプをする姿を見て始める

大人と片手を繋いで渡りたがる

渡れるかどうか考えるように、高いところや幅が広いところで
小さく足踏みをして丸太を見つめる

手を繋いでいても渡れないと判断した時は大人の手を離して丸太を降り、次の丸太に自分で登る

自分でできるところは一人で行い、足踏みをしなくなる

 

丸太ジャンプには面白いところがたくさんあり、子どもたち一人ひとりに渡り方の違いや大きな変化がありましたが、この記事を書くにあたって個人記録等を振り返るまで、これがほんの2ヶ月ほどの出来事だったことに気づきませんでした。丸太がすぐ近く小さな地球(園庭)にあることで、日常の風景になっていたのかもしれません。いつの間にか丸太ジャンプのブームがきて、ずっと続いてきた感覚でいたため、改めて子どもたちの変化の速度、成長に驚くとともに「子どもたちの小さな日常の変化やできるようになったことを見逃さないようにしたいなぁ・・・」と強く思いました。

また、丸太ジャンプ初期の段階で「大きすぎるなぁ」「小さい人には少し難しなぁ」「もう少し低く、丸太同士が近ければいいのになぁ」と思った私が、私の“モノサシ”で子どもたちを見ていたことに気付かされました。よく見ていると、大きすぎたり幅が広すぎても助けてもらいながら自分でチャレンジする姿、どうすればできるか試行錯誤してみる姿に気がつきます。私の“モノサシ”に当てはめず、子どもたち自身から溢れ出る個性やエネルギーを大切にしていきたいです。

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